成り立ち、歴史、目指す方向性・達成したい未来
our story/history/vision
弊社代表理事である橋本大佑が、昨年40歳を超えて発達障害ADHDの診断を受けました。
ADHDの症状の一つとして、集中力を持続することが難しかったり、過剰なストレスを感じて疲れやすかったりすることがあります。
そんな悩みの解決策を探していた橋本が出会ったのが「スヌーズレン / センサリールーム」でした。
スヌーズレンというのは、多重な感覚を優しく刺激する空間であり、発達障害や鬱の症状のある方を始めとする人が、情緒が安定したり、集中しやすくなる効果を感じていると言われます。
日常的に不安や心配を感じたり、外部の環境で疲れやすい方にもリラックスできる空間になります。
現在、海外では万博会などイベント会場や公共施設の一部として取り入れています。
一方で、日本ではスヌーズレン導入施設が限られており、基本は障害のある子どもの療育現場に集中しています。
そこに問題意識を感じた弊社が昨年度から、スヌーズレンルーム / センサリールームに関しての研究に取り組み、この夏にスヌーズレンルームを完成させました。
年齢、障害の有無に関わらず、多くの方が気軽に使えるスヌーズレンの場にしたいと考えています。
4th Placeは発達障害の特性により、日常生活を送る上に失敗と挫折を繰り返し、「生きづらさ」を感じる方に注目しています。
家庭、職場、社会空間に落ち着きを感じない人を対象に、その人にとっての第4の居心地の良い居場所を意味し、「4th Place」という名にしました。
ロゴは古めかしい昭和の酒場をイメージし、レトロ感とかわいさを混じって作ったものです。
「スヌーズレン」に関心が生まれ、2022年の5月からスヌーズレンプロジェクトを立ち上げました。社内で日本および海外のスヌーズレン事情についてリサーチを行うほか、各種講習会と施設の見学も多く参加しました。
2022年の7月に公益財団法人京都産業21「産学公の森」(「企業の森・産学の森」)推進事業に採択され、木津川市のMDプレス工業株式会社と協力して、実際に京都でスヌーズレンルームを作りました。
地域の発達障害を持つお子さんとその親を招き、スヌーズレン体験会を開催し、親とお子さんの嬉しい声を多くいただきました。同時に利用者の親や関係者に対するヒアリング調査、地域のスヌーズレンニーズに対する市場調査も行いました。
2023年5月から、業界の専門家から意見を伺いつつ、東京都両国にあるオフィス4階のお部屋の改造に手をかけました。6月末に施工が終わり、子どもから大人までが対象となる4th Placeが正式に誕生しました。
部屋が整備された後、一般の方への体験利用のほか、スヌーズレンに関連する講習会の会場としても利用されるようになりました。
2023年10月にインスタグラムのアカウントを創設し、4th Place、発達障害およびスヌーズレンについての知識の発信が始まりました。
